OpenBSD、PFキューが4Gbpsの壁を突破——64bit対応で高速NICに完全対応

OpenBSD、PFキューが4Gbpsの壁を突破——64bit対応で高速NICに完全対応

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10G/100G NICが当たり前になった今、OSレベルのQoS制限が外れたことでOpenBSDを本番ネットワーク機器として使う選択肢がさらに現実的になる。

概要

OpenBSDのパケットフィルタ「PF」が長年抱えていた制限が、ついに解消された。HFSCトラフィックシェーピングの内部構造が32bitだったため、帯域幅の設定値が約4.29Gbpsで暗黙的に上限に達するバグが存在。10G・25G・100G NICが普及した現代では、bandwidth 10Gと設定しても値がラップアラウンドし、スケジューリングが正常に機能しない問題が顕在化していた。

新パッチはカーネルのHFSCスケジューラの帯域幅フィールドを32bitから64bitへ拡張し、この制限を完全撤廃。あわせてpftop(1)で4Gbps超の値が誤表示されるバグも修正された。最大999Gまでの設定が可能となり、現行・将来の高速インターフェースに対応。既存の4G未満設定は変更不要でそのまま動作する。

コミットは2026年3月20日(金)予定。OpenBSD -currentのスナップショットでテスト可能。