テキサス州がいち早く培養肉(細胞農業)の研究・商業化を進めてきた州でありながら、州議会が培養肉の製造・販売を事実上禁止する法律を成立させた。 畜産業界の強力なロビー活動が背景にあるとされており、農業州としての既得権益を守る動きと見られている。
テキサスはこれまで複数の培養肉スタートアップが拠点を置き、連邦政府の承認取得に向けて先行していた。今回の禁止により、州内の関連企業は事業継続が困難になる見通しで、研究者や投資家からは強い批判の声が上がっている。
フロリダ州に続く2例目の州レベルでの培養肉禁止となり、米国内での普及に向けた規制の壁がさらに高くなった形だ。食の未来をめぐる政治的対立は、今後も各州で続くとみられる。