インターネット上のボットトラフィックが急増し、多くのサイト運営者がサーバーダウンの危機に直面している。原因はAI企業による大規模なウェブスクレイピング。通常の利用者がアクセスできなくなる事態も頻発している。
これに対抗するため、Proof-of-Work(PoW)方式を採用したボット対策ツール「Anubis」が注目を集めている。元々はメールスパム対策として提案された「Hashcash」の仕組みを応用したもので、個人ユーザーへの負荷は軽微だが、大規模スクレイピングではコストが累積し、実質的な抑止力となる。
ただし、これはあくまで暫定策。開発者はヘッドレスブラウザのフィンガープリント識別(フォントレンダリング等)を使った正規ユーザー認証の実装を目指しており、PoWチャレンジを将来的に不要にする方向で開発が進んでいる。