歯学部生がICUで死亡、担当医はビデオ画面越しの「遠隔医療」医師だった――遺族が提訴

歯学部生がICUで死亡、担当医はビデオ画面越しの「遠隔医療」医師だった――遺族が提訴

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編集コメント

医療費削減を優先した遠隔医療の「限界」が人命に直結した事例として、テレヘルス規制の在り方に一石を投じる訴訟だ。

概要

米国で歯学部の学生がICUに入院中に死亡し、現場に医師が一人もいなかったとして遺族が訴訟を起こした。担当していたのは遠隔医療(テレヘルス)の医師で、死亡確認もビデオ画面越しに行われたという。

訴状によると、ICU内に常駐の医師は配置されておらず、患者の状態悪化にリアルタイムで対応できる体制が整っていなかった。「オンサイト(常駐)の医師がいなかった」と訴状は明記しており、遠隔医療が救命の障壁になったと主張している。

テレヘルスはコロナ禍以降、医療コスト削減を目的に急速に普及したが、重篤な患者への適用範囲と安全基準を巡る議論が改めて問われる事態となっている。